思い出した名アルバム

最近、卒論製作の傍ら音楽をよく聴くようになった。

自分はあまり音楽には詳しくない。人に薦められたり、耳についた音楽をノンジャンルで聴くという感じで音楽を聴いている。そして最近までは、ポータブルCDプレイヤーが行方不明になった関係で、そして部屋のコンポをワケあって移動した関係で、音楽とはだいぶ疎遠となっていた。

冒頭で、卒論製作の傍ら音楽を聴くようになったといったが、これは気分展開という意味合いもあるが、正直なところは“やまじ”なる会社の同期の影響が強い。どうやら、この人物はやらた音楽を聴く人らしい。で、単純な自分は軽く対抗意識を燃やしてみたのである(笑)。
(まっ、音楽って多かれ少なかれ人の影響が大きいもんですよね。)

「怪我の功名」という言葉があるが、自分の場合は、無駄な対抗意識という“怪我”のお陰で、忘れていた名アルバムという“功名”を得た。それが、この「Tortoise」の『TNT』というアルバムである。
TNT
一見いたずら書きのような非常にふざけたジャケットではあるが、中身は超一級品の名インスト・アルバムです。

これまで悪いお薬は一度も服用したことはないが、たぶんその秘薬を使いながらこのアルバムを聴いたら、本気で天国に逝けるんじゃないかと思う。何つったって、ただでさえ心地良い異空間を作り上げているんだから…。ホント、ギターの使い方が奇麗です。

全般にそつなく良いのだが、“な・か・で・も”1曲目の「TNT」という曲と4曲目の「I set my face to the hillsaide」という曲、そして特に12曲目の「Everglade」という曲が本当に素晴らしい。

小さな町のCDショップでは売っていませんが、気になった人はよかったら聴いてみて下さい。

TNT

TNT

◆余談◆
①「ふざける」という言葉は当て字で「巫山戯る」と書くらしい。「巫が山で戯れる」というと好からぬ想像をしてしまうのは自分だけであろうか。
②漢字ネタといえば、最近気になったものとして、「人」の「夢」と書いて「儚い(はかない)」と読むものがある。マジすか!?って感じですが、しゃーないなぁとも思う。何れにせよ、昔の人は趣き深いもんだとチト感心した。